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羊ヶ丘より連なる緑地に,隣接する公園の緑景.
計画すべきはこの重なる自然の豊かさをどのように受け容れるかにある.
玄関はやや薄暗く静謐なる空気に満たされている.
静かに堆積する光を頼りに上方へ抜けると,視線の先には大自然のパノラマが展開している.
穿たれた大きな開口は住み手の心を自然の中へと解放し,同時に四季折々の自然が家の中にダイレクトに入り込む.
内に幾つか配された樹木は眼下の自然との連続性を意図し,北海道らしい野趣溢れる様相を生み出すことに寄与している.
緑景を前に「丘の上に立つ」ということを素直に受け入れ,最小限の建築的操作を加えることで予期せぬ程の豊かさが生出されたように思う.