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江別煉瓦は明治以降,江別のみならず北海道の近代化を支えた滋味深い素材である.
その煉瓦を用いたこの住宅は街並みに馴染むよう平屋を基軸に構成された.
煉瓦に調和するよう吟味された素材よる空間は重厚でありながら,時とともにその空間の質が醸されてゆくことを意図している.
明るくも静謐な空間は住み人と寄添いながら,北国らしいゆったりとした時間へと誘う.