この計画は,家族3人と1匹の犬が住まうための「軒」の計画である.
「軒」が持つ,住環境における機能的な要素と,陰影を内外にうむ視覚的な要素をボリューム感・素材感を主に計画した.
「軒」の恩恵をより強く受けるリビングを中心に各要素がその方向を半強制的に意識させられるような
プログラム構成と動線となるよう計画することで,家の中のどこよりも,季節の変化を感じ取ることができ
一人でいても大人数でいても座りのいいような空気感となり,主役となるこのリビングの存在を柱に各要素のキャラクターが明確になるよう考えた.