帯広市の,
とある住宅地.
深閑とした木立の中ではなく,喧噪の都市の住宅地でのヴィラの在り方についての二度目の考察.
4つの機能を4辺に配すことで大きなコートを内包するシンプルな構成.
カーテンを開け放して生活できるヴィラならではの贅沢は,住宅地という立地を理由に諦めるものではない.
歩くにつれ目に入る景色は変化し,移り変わるビスタを楽しみながらの最奥には,限られたビジターのためだけに用意された幽艶な奥の間.
森のヴィラなら森の素材でつくればよい.
都市のヴィラのあるべき表層表現とは.
商業建築と住宅の境界とは.