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のびやかな水平ラインの右端から足を踏み入れるとどちらへ歩を進めたらよいのか,迷路性のようなアプローチ.
薄闇を進むと空がひろがり,また歩みを戻すと中庭へと眼前がひらける.
外部でありながら内部である,雨も楽しい軒下空間.

深い軒をもつ吹抜けたリビングには一本橋がかかり,
スキップした空中には4.5m,脚の一本すらなく浮遊するカウンターがのびる.

上階には心地良い高さのバルコニー.
ペントハウスから外に出たなら頭上には全天空がひろがる.


何が欲しいのだ.

深く考えることをやめ,否定することをあきらめ,主張を捨てた先にみえたカントとルヤンペ.
一触即発のカントとルヤンペ.